2012年02月04日
クワクボリョウタ『10番目の感傷(点・線・面)』
1.はじめに
本稿では、2011年10月4日から12月11日まで国立国際美術館で開催されていた特別展「世界制作の方法」における展示作品、クワクボリョウタの『10番目の感傷(点・線・面)』を取り上げる。
本作品は、2010年にクワクボリョウタによって制作されたインスタレーション作品である。クワクボリョウタは1971年栃木県に生まれ、筑波大学大学院修士課程デザイン研究科総合造形コースを修了後、国際情報科学アカデミー[IAMAS]アート・アンド・ラボ科を卒業し、1998年から主にエレクトロニクスを用いて、アナログとデジタル、人間と機械、情報の送り手と受け手など、さまざまな境界線上で生じる関係性をテーマにした作品を発表してきた。
純粋に体験を提供するための装置ではなく、道具として体験者を関係づけようとする指向性は「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した。
本作品は、2010年の文化庁メディア芸術祭に出品されたもので、その際にアート部門で優秀賞を受賞している。
作品のダイジェスト版はこちら>>>
2.作品について
本作品は、光源が取り付けられた鉄道模型がレール上を走行しながら、レールの周囲に配された物体に光を照射し、その影を壁面に映し出す影絵を用いたインスタレーション作品である。
影絵は、光源と、光源からの光が照射されるスクリーンとの間に、光に照らされることによって影の元となる物体(本稿では「被影体」と称す。)を設置することによって生成される。光源から放たれた光は、被影体およびスクリーンに照射され、スクリーンには被影体の影が映写される。
このことは、障子や壁に手でキツネやイヌの形状をした影を映した昔ながらの手遊びによる影絵の原理を考えれば分かりやすく、例えば走馬灯などの回転灯籠、近年ではプロジェクタなども影絵と同様の原理を用いている。
影絵遊び、回転灯籠およびプロジェクタにおいて光源は固定されており、動的な影絵を生成する場合には、光源とスクリーンとの間に介在する被影体の形状を動かして変化させる。つまり、昔ながらの影絵遊びでは、例えば小指を動かすことによってイヌの口を開閉させており、また回転灯籠では、被影体を回転させることによって影を動的なものとしている。
本作品も動的な影絵の部類に属するが、上記従来の動的影絵の生成メカニズムとは決定的に相違する点を有している。すなわち、従来型の「固定光源―動的被影体」という生成メカニズムに対し、本作品は「動的光源―固定被影体」という生成メカニズムを有しており、本作品の大きな特徴の一つがここにあると言える。これにより、ホワイトキューブの壁面に臨場感溢 るダイナミックな影絵が映し出されこととなる。
変わりゆくシルエットの変遷が映し出されるその空間は、まるで列車の車窓から外の風景を眺めているかのような感覚になる。
しかしながら、作品を構成しているものは、洗濯バサミ、ザル、電球、金属製のくずカゴ、鉛筆といったレディメイドであり、光を照射している鉄道模型も、影が映し出されるホワイトキューブの壁面もレディメイドである。
つまり、すべてがレディメイドで、それらの品々を組み合わせて構成することにより、そのシルエットを実物の風景に見立てている。
そういった意味で、本作品はだまし絵やトロンプルイユという要素を多分に含んでいる。
とりわけ、果物や野菜、魚などを組み合わせて人物の顔を構成した、ジュゼッペ・アルチンボルドによる肖像画<四季>シリーズや<四大元素>シリーズ等と非常に高い共通性を有していると指摘することができる。
3.影絵について
影絵という作品を考察するにあたって、同じ「影」という要素を有するフォトグラムと比較しながらの考察を試みたい。
フォトグラムは、光源と、光が照射される感光紙との間に物体を配し、その物体の影を感光紙に転写するというプロセスによって制作される。
物体に光を照射することによって生成される影を作品とするという点では、フォトグラムと影絵とは全く同質のものである。
しかしながら、フォトグラムと影絵とにおいて、決定的に異なる点が一つ存在する。
それは、フォトグラムにおける影はロザリンド・クラウスが指摘しているように「かつて、そこにあった。」という指標性の痕跡であるのに対し、影絵におけるそれは「いま、ここにある。」という現前性の形態なのである。
ホワイトキューヴに展示されたフォトグラムという作品は、その作品全体として鑑賞者に対して<いま ここ>的という言葉で表されるアウラを放つ。
しかしながら、その作品の中に存在する影という痕跡自体は、あくまでも「かつて、そこにあった」という指標的なものであり、ベンヤミンの<いま―ここ>的という考えに従うならば、フォトグラムにおける影という痕跡自体がアウラを放つことはない。
なぜなら、その影を生成した光は<いま―ここ>には存在せず、また被影体としての物体も<いま―ここ>には存在せず、そこにあるのは、かつてそこに影があったことを指し示す痕跡のみだからである。つまり、生身の影自体はそこには現前していないのである。
それに対して、影絵における影は、まさしく「いま、ここにある」ものであり、その影自体が<いま―ここ>的にアウラを放つのである。
その一方で、影絵は絵画作品や彫刻作品のように定常的なフォルムを有しておらず、次々にその形態を変化させていく。
したがって、影絵という作品は無常的なアウラを放つのである。
本作品を鑑賞して、刹那的な儚さやノスタルジックな感覚を覚えたのであれば、それは変わりゆくシルエットが放つ、アウラの無常的な特性によるところが大きいのかもしれない。
また、フォトグラムは空間芸術であるのに対し、影絵は空間芸術でもあり、かつ時間芸術でもある。
つまり影絵は、そこに影が存在するという現前性と、時間的・空間的に変遷していくという演劇性とを有している。
これらの性質はマイケル・フリードが指摘したミニマル・アートが有する特質であり、これらの点において影絵はミニマル・アートと共通の特質を有していると言える。
4.作品解釈
つぎに、『10番目の感傷(点・線・面)』というタイトルの意味について考察したい。
はじめに、「(点・線・面)」についてであるが、NTT Inter Communication Centerのホームページにおいて次のような説明が掲載されている。
この作品で投影される影は、改造された鉄道模型に搭載されたLED照明による光源から生み出されています。
この光源は点光源と呼ばれ、光源から光が放射状に広がり、それによってできる影も放射状に投影されます。
そのような環境では、「もの」と光源の位置関係が近ければ影は大きくなり、遠ければ小さくなります。
この作品を形成している要素は、物質的には鉄道模型と線路のそばに置かれた「もの」だと言えますが、さらには光源としての点であり、その点の移動の軌跡としての線であり、「もの」の断面としての面だと言えます。
また、線によって移動する点が、面としての影を動かしています。
クワクボはインタヴューで、「『ものの道理』を理解したうえで、面白いと思ってもらえる作品をつくりたい。」と述べており、影絵という理解容易な原理に加えて、この作品は点、線、面という三つの空間的要素から成り立っているということを鑑賞者に対して明言したかったのであろう。
そのために、このようなカッコ書きをタイトルに付加したのだと考えられる。
では、「10番目の感傷」とはどのような意味なのであろうか。
この作品では、通過領域によって光を照射する方向を変えて選択的に被影体に光が照射されている。
また、その被影体もその形状が選択され、その位置、配列順序などが選択的に決定されている。いわば本作品は、クワクボ氏の手によって無数の影がモンタージュされた映画作品なのである。
本作品を映画作品と捉えて、この映画のストーリーを追いながら、本作品タイトルについての考察を試みる。
始点から動き出した列車の光が最初に照らすのは人間である。
それによって壁面に生成される人の影、それはまさに洞窟の壁に浮かび上がる、あのプラトンの影像である。まさしくそれは古代である。
そして、巨石文明を思わせるような影、ローマ帝国が建造した水道橋に見立てた影や、産業革命後の連立する工場の煙突を想起させる影などが映し出された後、既に映し出された多種の影が重なり合うように壁面に映し出される。
積層されていく過去、その重層性は蓄積されていく人類の叡智を表象しているかのように感じられる。
そして、人類の終着点の影として、都会のビル群が映し出される。まさしくそれは現代である。
そして1番目の駅としてプラトンの影像から始まって、10番目の駅である現代という終着駅に列車が到着すると、光源の光が消えて列車は停止する。
そして一瞬の静寂の後、再び光源が点灯して列車は逆走を開始する。
列車は過去に照らしてきた物体に再び光を照射しながら今まで辿ってきたレールを高速で駆け抜けて始点へと戻る。
本作品は、始点と終点が同一となるように環状にレールが敷かれているのではなく、始点と終点は異なる位置にもうけられ、終点に到着した列車は、今まで辿ってきたレールを逆走して始点まで戻る。
それはUターンでもなく、Iターンでもない。一見Iターンのようにも思えるが、始点から終点までに至る時のスピードに比較して、終点から始点へと戻る時のスピードは格段に速く、そのときに映し出される影像は、まるで死を前にして走馬灯のように過去の出来事がフラッシュバックとして脳裏に浮かび上がってきているかのようである。
したがって、列車の逆走は、Iターンと捉えるのではなく「リセット」という概念で捉えるのが相応しい。
人類は古代から中世、近世と経て現代まで辿り着いたわけだが、現代という終点には、「死」という名前の駅が待っていた。
しかも、その「死」は新たな生命として生まれ変わる輪廻転生という環状体系における死ではなく、ゲーム機のリセットボタンを押しさえすれば、人生を一から再開できるかのような錯覚に陥り、自ら命を絶ってしまうというリセット型の死である。
静寂した空間で、光によって映し出される影の変わりゆくさまをただじっと眺める。
その鑑賞体験は非常に美しいものである。
しかしながら、その鑑賞体験が美しいものであればあるほど、鉄道模型が終着駅に到達した時に、走馬灯のようにフラッシュバックが生じ、「リセット」という自殺行為のメタファを感じ取った瞬間、背筋が凍るような戦慄がはしり、その衝撃は増幅されるのである。
「生きること」を「陰陽」の「陽」という概念に対応させた場合、「陰」に対応するものは「死」である。本作品はまさしく、「影」によって現代に潜む「陰」を表象した作品である。
<参考文献>
1.河合隼雄『河合隼雄著作集第13巻 生きることと死ぬこと』岩波書店、1994年
2.ロザリンド・クラウス「指標論 パート1」、『オリジナリティと反復』小西信之訳、リプロポート、1994年
3.ロザリンド・クラウス「指標論 パート2」、『オリジナリティと反復』小西信之訳、リプロポート、1994年
4.名古屋市美術館、Bunkamura ザ・ミュージアム、兵庫県立美術館、中日新聞社編、『だまし絵 VISUAL DECEPTION』中日新聞社、2009年
5.マイケル・フリード「芸術と客体性」川田都樹子、藤枝晃雄訳、『モダニズムのハード・コア』浅田彰、岡崎乾二郎、松浦寿夫編、太田出版、1995年
6.ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」『ベンヤミン・コレクションⅠ』久保哲司訳、ちくま学芸文庫、1995年
7.山折哲雄『17歳からの死生観 高校生との問答集』毎日新聞社、2010年
本稿では、2011年10月4日から12月11日まで国立国際美術館で開催されていた特別展「世界制作の方法」における展示作品、クワクボリョウタの『10番目の感傷(点・線・面)』を取り上げる。
本作品は、2010年にクワクボリョウタによって制作されたインスタレーション作品である。クワクボリョウタは1971年栃木県に生まれ、筑波大学大学院修士課程デザイン研究科総合造形コースを修了後、国際情報科学アカデミー[IAMAS]アート・アンド・ラボ科を卒業し、1998年から主にエレクトロニクスを用いて、アナログとデジタル、人間と機械、情報の送り手と受け手など、さまざまな境界線上で生じる関係性をテーマにした作品を発表してきた。
純粋に体験を提供するための装置ではなく、道具として体験者を関係づけようとする指向性は「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した。
本作品は、2010年の文化庁メディア芸術祭に出品されたもので、その際にアート部門で優秀賞を受賞している。
作品のダイジェスト版はこちら>>>
2.作品について
本作品は、光源が取り付けられた鉄道模型がレール上を走行しながら、レールの周囲に配された物体に光を照射し、その影を壁面に映し出す影絵を用いたインスタレーション作品である。
影絵は、光源と、光源からの光が照射されるスクリーンとの間に、光に照らされることによって影の元となる物体(本稿では「被影体」と称す。)を設置することによって生成される。光源から放たれた光は、被影体およびスクリーンに照射され、スクリーンには被影体の影が映写される。
このことは、障子や壁に手でキツネやイヌの形状をした影を映した昔ながらの手遊びによる影絵の原理を考えれば分かりやすく、例えば走馬灯などの回転灯籠、近年ではプロジェクタなども影絵と同様の原理を用いている。
影絵遊び、回転灯籠およびプロジェクタにおいて光源は固定されており、動的な影絵を生成する場合には、光源とスクリーンとの間に介在する被影体の形状を動かして変化させる。つまり、昔ながらの影絵遊びでは、例えば小指を動かすことによってイヌの口を開閉させており、また回転灯籠では、被影体を回転させることによって影を動的なものとしている。
本作品も動的な影絵の部類に属するが、上記従来の動的影絵の生成メカニズムとは決定的に相違する点を有している。すなわち、従来型の「固定光源―動的被影体」という生成メカニズムに対し、本作品は「動的光源―固定被影体」という生成メカニズムを有しており、本作品の大きな特徴の一つがここにあると言える。これにより、ホワイトキューブの壁面に臨場感溢 るダイナミックな影絵が映し出されこととなる。
変わりゆくシルエットの変遷が映し出されるその空間は、まるで列車の車窓から外の風景を眺めているかのような感覚になる。
しかしながら、作品を構成しているものは、洗濯バサミ、ザル、電球、金属製のくずカゴ、鉛筆といったレディメイドであり、光を照射している鉄道模型も、影が映し出されるホワイトキューブの壁面もレディメイドである。
つまり、すべてがレディメイドで、それらの品々を組み合わせて構成することにより、そのシルエットを実物の風景に見立てている。
そういった意味で、本作品はだまし絵やトロンプルイユという要素を多分に含んでいる。
とりわけ、果物や野菜、魚などを組み合わせて人物の顔を構成した、ジュゼッペ・アルチンボルドによる肖像画<四季>シリーズや<四大元素>シリーズ等と非常に高い共通性を有していると指摘することができる。
3.影絵について
影絵という作品を考察するにあたって、同じ「影」という要素を有するフォトグラムと比較しながらの考察を試みたい。
フォトグラムは、光源と、光が照射される感光紙との間に物体を配し、その物体の影を感光紙に転写するというプロセスによって制作される。
物体に光を照射することによって生成される影を作品とするという点では、フォトグラムと影絵とは全く同質のものである。
しかしながら、フォトグラムと影絵とにおいて、決定的に異なる点が一つ存在する。
それは、フォトグラムにおける影はロザリンド・クラウスが指摘しているように「かつて、そこにあった。」という指標性の痕跡であるのに対し、影絵におけるそれは「いま、ここにある。」という現前性の形態なのである。
ホワイトキューヴに展示されたフォトグラムという作品は、その作品全体として鑑賞者に対して<いま ここ>的という言葉で表されるアウラを放つ。
しかしながら、その作品の中に存在する影という痕跡自体は、あくまでも「かつて、そこにあった」という指標的なものであり、ベンヤミンの<いま―ここ>的という考えに従うならば、フォトグラムにおける影という痕跡自体がアウラを放つことはない。
なぜなら、その影を生成した光は<いま―ここ>には存在せず、また被影体としての物体も<いま―ここ>には存在せず、そこにあるのは、かつてそこに影があったことを指し示す痕跡のみだからである。つまり、生身の影自体はそこには現前していないのである。
それに対して、影絵における影は、まさしく「いま、ここにある」ものであり、その影自体が<いま―ここ>的にアウラを放つのである。
その一方で、影絵は絵画作品や彫刻作品のように定常的なフォルムを有しておらず、次々にその形態を変化させていく。
したがって、影絵という作品は無常的なアウラを放つのである。
本作品を鑑賞して、刹那的な儚さやノスタルジックな感覚を覚えたのであれば、それは変わりゆくシルエットが放つ、アウラの無常的な特性によるところが大きいのかもしれない。
また、フォトグラムは空間芸術であるのに対し、影絵は空間芸術でもあり、かつ時間芸術でもある。
つまり影絵は、そこに影が存在するという現前性と、時間的・空間的に変遷していくという演劇性とを有している。
これらの性質はマイケル・フリードが指摘したミニマル・アートが有する特質であり、これらの点において影絵はミニマル・アートと共通の特質を有していると言える。
4.作品解釈
つぎに、『10番目の感傷(点・線・面)』というタイトルの意味について考察したい。
はじめに、「(点・線・面)」についてであるが、NTT Inter Communication Centerのホームページにおいて次のような説明が掲載されている。
この作品で投影される影は、改造された鉄道模型に搭載されたLED照明による光源から生み出されています。
この光源は点光源と呼ばれ、光源から光が放射状に広がり、それによってできる影も放射状に投影されます。
そのような環境では、「もの」と光源の位置関係が近ければ影は大きくなり、遠ければ小さくなります。
この作品を形成している要素は、物質的には鉄道模型と線路のそばに置かれた「もの」だと言えますが、さらには光源としての点であり、その点の移動の軌跡としての線であり、「もの」の断面としての面だと言えます。
また、線によって移動する点が、面としての影を動かしています。
クワクボはインタヴューで、「『ものの道理』を理解したうえで、面白いと思ってもらえる作品をつくりたい。」と述べており、影絵という理解容易な原理に加えて、この作品は点、線、面という三つの空間的要素から成り立っているということを鑑賞者に対して明言したかったのであろう。
そのために、このようなカッコ書きをタイトルに付加したのだと考えられる。
では、「10番目の感傷」とはどのような意味なのであろうか。
この作品では、通過領域によって光を照射する方向を変えて選択的に被影体に光が照射されている。
また、その被影体もその形状が選択され、その位置、配列順序などが選択的に決定されている。いわば本作品は、クワクボ氏の手によって無数の影がモンタージュされた映画作品なのである。
本作品を映画作品と捉えて、この映画のストーリーを追いながら、本作品タイトルについての考察を試みる。
始点から動き出した列車の光が最初に照らすのは人間である。
それによって壁面に生成される人の影、それはまさに洞窟の壁に浮かび上がる、あのプラトンの影像である。まさしくそれは古代である。
そして、巨石文明を思わせるような影、ローマ帝国が建造した水道橋に見立てた影や、産業革命後の連立する工場の煙突を想起させる影などが映し出された後、既に映し出された多種の影が重なり合うように壁面に映し出される。
積層されていく過去、その重層性は蓄積されていく人類の叡智を表象しているかのように感じられる。
そして、人類の終着点の影として、都会のビル群が映し出される。まさしくそれは現代である。
そして1番目の駅としてプラトンの影像から始まって、10番目の駅である現代という終着駅に列車が到着すると、光源の光が消えて列車は停止する。
そして一瞬の静寂の後、再び光源が点灯して列車は逆走を開始する。
列車は過去に照らしてきた物体に再び光を照射しながら今まで辿ってきたレールを高速で駆け抜けて始点へと戻る。
本作品は、始点と終点が同一となるように環状にレールが敷かれているのではなく、始点と終点は異なる位置にもうけられ、終点に到着した列車は、今まで辿ってきたレールを逆走して始点まで戻る。
それはUターンでもなく、Iターンでもない。一見Iターンのようにも思えるが、始点から終点までに至る時のスピードに比較して、終点から始点へと戻る時のスピードは格段に速く、そのときに映し出される影像は、まるで死を前にして走馬灯のように過去の出来事がフラッシュバックとして脳裏に浮かび上がってきているかのようである。
したがって、列車の逆走は、Iターンと捉えるのではなく「リセット」という概念で捉えるのが相応しい。
人類は古代から中世、近世と経て現代まで辿り着いたわけだが、現代という終点には、「死」という名前の駅が待っていた。
しかも、その「死」は新たな生命として生まれ変わる輪廻転生という環状体系における死ではなく、ゲーム機のリセットボタンを押しさえすれば、人生を一から再開できるかのような錯覚に陥り、自ら命を絶ってしまうというリセット型の死である。
静寂した空間で、光によって映し出される影の変わりゆくさまをただじっと眺める。
その鑑賞体験は非常に美しいものである。
しかしながら、その鑑賞体験が美しいものであればあるほど、鉄道模型が終着駅に到達した時に、走馬灯のようにフラッシュバックが生じ、「リセット」という自殺行為のメタファを感じ取った瞬間、背筋が凍るような戦慄がはしり、その衝撃は増幅されるのである。
「生きること」を「陰陽」の「陽」という概念に対応させた場合、「陰」に対応するものは「死」である。本作品はまさしく、「影」によって現代に潜む「陰」を表象した作品である。
<参考文献>
1.河合隼雄『河合隼雄著作集第13巻 生きることと死ぬこと』岩波書店、1994年
2.ロザリンド・クラウス「指標論 パート1」、『オリジナリティと反復』小西信之訳、リプロポート、1994年
3.ロザリンド・クラウス「指標論 パート2」、『オリジナリティと反復』小西信之訳、リプロポート、1994年
4.名古屋市美術館、Bunkamura ザ・ミュージアム、兵庫県立美術館、中日新聞社編、『だまし絵 VISUAL DECEPTION』中日新聞社、2009年
5.マイケル・フリード「芸術と客体性」川田都樹子、藤枝晃雄訳、『モダニズムのハード・コア』浅田彰、岡崎乾二郎、松浦寿夫編、太田出版、1995年
6.ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」『ベンヤミン・コレクションⅠ』久保哲司訳、ちくま学芸文庫、1995年
7.山折哲雄『17歳からの死生観 高校生との問答集』毎日新聞社、2010年
Okinawa Art Station
太田晶
太田晶
2012年01月21日
見える音楽、聞こえる絵画LIVE!
見える音楽、聞こえる絵画〜那覇造形美術学院学生作品展〜無事終了致しました。見に来てくれた方々、ありがとうございました。
最終日の20日(金)は展示作品を元にLIVEが行われました。
この日は作品の作者たちを招いて、自分が描いた作品がどのような音楽になるか体験してもらう、この展示会のメインイベントとなる日です。
演奏者は
香取光一郎[piano]
上地gacha一也[double-bass]
城間和広[drums]
でした。
とにかく素晴らしい演奏でした。1時間強という演奏時間でしたが、あっという間に感じるくらい聞き入っちゃいました。
香取光一郎さんと上地gacha一也さんは、作品をイメージするというより共演してるという意識で演奏したと言ってました。なるほど!
城間和広さんは、ドラムだけでなく体全部を使って音を出していたのがユニークで、バケツに入れた石鹸水をストローで吹いてブクブクと音を出す等、演奏の概念を越えたプレイに感動を覚えました。
音楽と絵画、方法は違えどやろうとしている事、大事な事はいっしょだと言う事が目で見て、耳で聞いてはっきりと体感出来た機会でした。本当に貴重な体験をさせてもらいました。那覇造形美術学院の学生にとっても非常に良い経験が出来ました。
協力して頂いたgroove,上地gacha一也さん、ありがとうございました。そして香取光一郎さん、城間和広さんありがとうございました。
今後もこの企画を続けていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
2012年01月20日
今日は『見える音楽、聞こえる絵画』 最終日

今日1/20(金)見える音楽、聞こえる絵画~那覇造形美術学院学生作品展~は最終日です。琉球新報に記事が載りました。
今日の午後7時より展示作品をモチーフとしたLIVEがあります。こちらは、ナハビ関係者以外はライブチャージ¥500かかります。
今日の出演は、
香取光一郎[piano]
上地gacha一也[double-bass]
城間和広[drums]
今から非常に楽しみです。
是非見に、聞きに来て下さい。
groove
〒901-2122 浦添市勢理客 2-18-10 地下一階
tel,fax (098)879-4977
OKINAWA ARTIST BANK
2012年01月19日
見える音楽、聞こえる絵画 初日
見える音楽、聞こえる絵画 〜那覇造形美術学院学生作品展〜 始まりました。
展示は午後2時から9時まで、入場無料です。是非足を運んでみて下さい。

ライブハウスで見る絵画展というのは、なかなか無いと思います。是非この機会に体験してみて下さい。

展示期間は3日間、1/20(金)までですが、この期間夜はライブがあります。こちらはライブチャージがかかります。
で是非そのライブも聴いてみて下さい。
昨日初日は、川満睦&上地gacha一也 DUOでした。ピアノとウッドベースによる演奏ですが、ピアノの川満睦さんは、展示された作品全てを写真に取り、それを見ながらそれぞれの作品の曲を作って演奏してくれました。譜面にはそれぞれの作品の模写が描かれていて、その譜面を元に2人で演奏されました。自分は2ステージ目から見たので、ちゃんと体験出来ず残念でしたが、凄く面白そうでした。
とにかく貴重な体験でした。それぞれミュージシャンによって感じ方、表現の仕方等違うと思いますので残りの2日間も見に行きたいと思います。絵画をどのような音にしてくれるか、非常に楽しみです。
今日1/19(木)は
KgK(ジャズをベースにエレクトロニカやポストロックの手法を取り入れた新しい感覚のジャズバンド)
川崎巽也[guitar,effect]
上地gacha一也[double-bass,effect]
城間和広[drums,toys]
開場21:00 開演22:00 料金1,000円+ドリンクオーダー
これも凄く面白そうです!
何かいつもとは違う事が起こりそうですよ!!
groove
〒901-2122 浦添市勢理客 2-18-10 地下一階
tel,fax (098)879-4977
OKINAWA ARTIST BANK
2012年01月17日
いよいよ明日から!
ライブハウスgrooveで行われる絵画展示会『見える音楽、聞こえる絵画』はいよいよ明日1/18からです!
今日、搬入でした。結構いい感じで展示出来ました。搬入にはスタッフの太田君と、アーティストの金城徹君に手伝ってもらいました。
金城君、ありがとうございました。

通常の絵画展示会とは一味も二味も違うライブハウスgrooveでの展示空間を是非楽しんで下さい。
展示会は明日18日(水)から20日(金)の午後2時から9時までとなっております。
そして20日(金)は展示作品をテーマとしたライブ演奏もあります。是非足を運んでみて下さい。

会期:1月18日(水)〜20日(金) 午後2時〜午後9時
絵画を元にしたLIVE演奏会
1月20日(金) 午後7時〜8時30分
会場:GROOVE
浦添市勢理客2-18-10 地下1階 TEL&FAX:098-879-4977
www.cosmos.ne.jp/~groove
E-mail:groove@cosmos.ne.jp
LIVE演奏会出演:
上地一也(ベース)
城間和広(ドラムス)
香取光一郎(ピアノ、その他)
入場料:
学院生、その保護者:展示会観覧・LIVE演奏会ともに無料
一般の方:展示会観覧:無料
1/20(金)LIVE演奏会:¥500(プラス1ドリンクオーダー)

那覇造形美術学院 那覇市大道35−5 TEL:098-886-3920 FAX:098-886-3919
p.s.この期間grooveは通常通りLIVEが入っています。
18日は川満睦&上地gacha一也 DUO
開場20:00
開演21:00
料金1,000円+ドリンクオーダー
19日はKgK
川崎巽也[guitar,effect]
上地gacha一也[double-bass,effect]
城間和広[drums,toys]
開場21:00
開演22:00
料金1,000円+ドリンクオーダー
LIVEの方は、チャージがかかりますが、展示会は入場無料です。
2012年01月13日
見える音楽、聞こえる絵画

ちょっと変わった展示会をご紹介します。
僕のやってる予備校の学生の作品展です。絵画作品と同時に音楽の生演奏も楽しめる展示会です。期間は短いですが、面白くなりそうです。是非足を運んでみて下さい。
見える音楽、聞こえる絵画 〜那覇造形美術学院学生作品展〜
会期:1月18日(水)〜20日(金) 午後2時〜午後9時
絵画を元にしたLIVE演奏会
1月20日(金) 午後7時〜8時30分
会場:GROOVE
浦添市勢理客2-18-10 地下1階 TEL&FAX:098-879-4977
www.cosmos.ne.jp/~groove
E-mail:groove@cosmos.ne.jp
LIVE演奏会出演:
上地一也(ベース)
城間和広(ドラムス)
香取光一郎(ピアノ、その他)
入場料:
学院生、その保護者:展示会観覧・LIVE演奏会ともに無料
一般の方:展示会観覧:無料
1/20(金)LIVE演奏会:¥500(プラス1ドリンクオーダー)
今回展示する作品は、那覇造形美術学院の特別授業で制作された、学院生の作品です。
特別授業とは、grooveのオーナーであり、ミュージシャンでもある上地一也さんに教室にて演奏してもらい、その音楽からインスピレーションを得て、絵画表現する授業で、ここ数年継続して行っているものです。
今回仕上がった作品を見て、この作品を音楽家に見てもらい、逆に音楽として表現してもらったらどうなるだろうと思い、企画し実現する運びとなりました。展示会と併せてLIVE演奏を行う形は、初の試みとなります。音楽から影響を受けた絵画作品が、さらにどのような音楽表現になるのか?非常に楽しみにしています。是非、作品展共々LIVE演奏も楽しんで頂けたらと思います。
最後に、この授業とイベントを快く引き受けて頂いたgrooveの上地一也さんに心からお礼申し上げます。有難うございました。
那覇造形美術学院 学院長 黄金 忠博
2012年01月01日
あけましておめでとうございます。

新しい年2012年を迎えました。昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
去年は、やっと小さな一歩を踏み出せた年になりました。
ずーっと頭だけで考えていて、悶々としていたんですが、とにかく踏み出せました。
でもそのおかげで、新しい出会いに恵まれました。この出会いが最大の収穫ですし、本当にうれしい出来事でした。
前島アートセンター解散シンポジウムで話をさせて頂いたのがきっかけで、興味を持ってくれた沖縄芸大芸術学専攻の学生、太田君。
今、沖縄アーティストバンクの優秀なスタッフとして、動いてくれています。本当にありがとう。
今年は、さらに動いていこうと思っています。小さな一歩ですが、ゆっくりですが、着実に歩んでいきたいと思っています。
やっぱり行動すると、何かが起こるんですね。小さくとも動く事。これを今後もしっかりやっていこうと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
黄金 忠博
2011年12月07日
琉球新報 美術月評掲載
今日12/7付琉球新報の美術月評に『ぐるぐる絵本原画展』の事が掲載されました!是非ご覧下さい。
『ぐるぐる絵本原画展』は新たな企画を考案中です。近日中にお伝えできると思います。
乞うご期待下さい。
Okinawa Artist Bank
http://okinawa-artistbank.com
2011年12月03日
おもひでのアトリエ展 2011.11/5

前後してしまいましたが、素晴らしい展示会があったのでご紹介します。
沖縄県立芸術大学の新校舎への移設に伴い、旧デザイン彫刻棟が解体されます。そこで旧校舎において彫刻専攻の卒業生、在校生、教授陣で彫刻展が11月初旬に開催されました。彫刻専攻がこれまで授業で使っていた旧校舎のアトリエを、そのまま展示会場にしたユニークな展示会でした。

今年で開学25周年を迎えた沖縄芸大。これまで多くの彫刻家を輩出してきました。この展覧会には、全国に散らばった卒業生も多数出品参加したようです。これまで学び舎として使われてきた思い出深きこのアトリエでの展覧会という事で、想いも高ぶりますよね。自分は絵画専攻だったのでさほど…、とはいいつつ彫刻棟にはよく出入りしていたので、久しぶりの彫刻アトリエに入るとやはりこみ上げてくるものがありました。彫刻専攻の人たちだったらなおさらだろうな。
そんな想いの中でみた展覧会。ほんとに良かった。ひとつひとつの作品のレベルが高く、どれも見応えのある作品群。自分が学生の頃は、絵画専攻より彫刻専攻の方が”現代美術”しているという印象を持っていて、前衛的で抽象彫刻が多かったと思うのですが、最近は具象彫刻が随分多くなった気がします。沖縄ではこのような質の高い展示会はなかなか無いと思います。それにプラスしてやはり学び舎としての空間。作品を見て行くうちに、何故かこの建物自体が彫刻作品のように思えてきました。
25年もの間、木屑や鉄くずがとびかい、学生たちが汗水たらしながら必死に制作してきた時空間。それらを全部受け止めてきたこのアトリエ。このアトリエが無かったら、ここにある作品たちは産まれてこなかったでしょう。そのアトリエがじきに姿を消す。そんな事を思い、感傷的になりながら作品たちを見るという、こんな見方をした事今まで無かったかもしれない。
こんな感情的な事を抜きにして、彫刻の展覧会として非常に優れたものだったと思います。
大変残念なのは、この展覧会があまり知られていなかった事。
卒業生はそれぞれ作家として参加していると思いますが、多くの方々に見てもらいたかったはずです。しかし広報が芳しくなく、情報が行き渡っていなかったのが現状でしょう。自分もたまたま行った友人のお店でDMをもらって初めて知ったのです。しかも既に会は始まっていました。沖縄芸大のホームページを見ても情報は掲載されていません。せっかく良い展示会だったのに、知らなかったら見る事出来ません。多くの方々に作品を見てもらう為に告知する事は、展覧会を開催する側の責任だと思います。良質の展覧会を行う事で、これを体験する個人の目を肥やし感性を育み、そして社会の豊かさを育てて行く事に繋がる。それがアートの役目でもあり、アーティストのやるべき仕事だと思います。
既に終わっているので、せめて写真だけでも見て欲しいです。かなり大量の画像数になりますが、ご勘弁下さい。どうしても見て欲しかったものですから。
























引っ越しで空になった作業場。





柱には25年間の記憶が刻まれている。
これも良い作品だな、と思ったらただの壁だった…。


ものは無くなっても、ここでの体験は記憶の中に…。
Okinawa Artist Bank
http://okinawa-artistbank.com
黄金忠博
2011年11月29日
ぐるぐる絵本原画展を終えて

ぐるぐる絵本原画展、無事終了致しました。たくさんの方々にご来場頂き、誠にありがとうございました。



様々なご意見ご感想を聞く事ができ、大変嬉しく思ってます。
今回の展示会は「絵本」ということもあり、親子でのご来場が非常に多く、普段のガーブドミンゴさんにはいない客層に、オーナーの藤田さんもびっくりしていた様子。1Fには、商品の陶芸作品などが並んでいて、子供たちが出入りするたびに内心びくびくしてたそう。
でも何事もなくすみました。よかったですね、藤田さん(笑)。
保育園の園児20名を先生方が引き連れて展示を見にきてくれた日もありました。後でその園児たちから、感想を書いた色紙を頂きました。
うれしい言葉がいっぱい切り貼りされていて、とってもかわいいです。ありがとうございました。

会場では、絵本の販売も行っていましたがこちらも多くの方に買っていただきました。ありがとうございます。

絵本の売り上げの一部を東日本大震災の被災者の方々に寄付いたします。この件に関しては後日ご報告させていただきます。
それから11/23(水/祝)には原作者 組久美さんによる絵本読み聞かせ会を2回行いましたが、2回とも満員状態。目をうるうるさせて聞いてたお子さんがいたとのこと。このお話が、聞きにきてくれた方々の心の中に届けられたと思えたうれしい出来事でした。この読み聞かせ会の様子は、現在2回目のものをUstreamにアップしていますので、聞き逃したという方は是非ご覧ください。
http://www.ustream.tv/recorded/18694827#utm_campaign=m.facebook.com&utm_source=18694827&utm_medium=social
また後日この読み聞かせのムービーを再編集してホームページにアップしようと思っています。是非ホームページをチェックしてみてください。
最終日には沖縄芸大の学生さんも来てくれてました。絵本も買っていただきました。ありがとー!!

そんなこんなで19日から27日までの9日間、あっという間でした。良い展示会ができた事をうれしく思っています。
最後になりましたが、絵本の印刷・作成をしてくれたでいご印刷のみなさん、琉球新報社の与那嶺松一郎さん、展評を書いてくれた言事堂の宮城 未来さん、ROKラジオの本村ひろみさん、ネットで告知をしてくれた沖縄Lovewebの幸田さん、那覇経済新聞様、ありがとうございました。
そして展示会企画をしてくれたガーブドミンゴの藤田さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。
沖縄アーティストバンクは、沖縄で活動するアーティストの活動を支援し、社会と繋げ、より豊かな社会・生活を築いて行く事を目的として活動して行きます。
今後は、様々なアーティストや展示会を紹介して行こうと思っています。ご意見、ご要望等ありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。よろしくお願い致します。
Okinawa Artist Bank
http://okinawa-artistbank.com
お問い合わせはHPのお問い合わせフォームから、
または
chs27510@par.odn.ne.jp
までお願いします。
2011年11月27日
ぐるぐる絵本原画展最終日!

ぐるぐる絵本原画展最終日‼
本日11/27(日)、ぐるぐる絵本原画展最終日です。
曇り空ですが、柔らかい光の中で作品が見れるのも良いですね。絵本(平面、印刷物)の世界と原画、立体作品の世界。両方が楽しめる展示会です。
今日は午後7時までとなっていますので、まだの方は是非お越しください。
Okinawa Artist Bank
http://okinawa-artistbank.com
2011年11月26日
原画作品と絵本の違い
ぐるぐる絵本原画展、早いもので明日までとなりました。まだ見ていないという方は、是非お越しください。
今日来てくださった親子さん、作品を覗きこんだりしながら、凄く楽しんでる様子。でもガラスは、ちょっと危険。なので気をつけて下さいね。


子どもが絵本を片手に、原画と本とを見比べて、「あったあった、これだ!」といいながら満足げな顔してました。
考えてみれば、この会期中にこんな風に直接見比べてる人っていなかったです。久美さんが「本来の見方してるね。」とつぶやいてるのを聞いて、本当そうだなー。って思いました。
原画と印刷物の違い、違うという事は分かっていても、どの位違うのか、会場でその目で確かめてみて下さい。
作品を生で見る事が如何に大事か、また気づかなかった面白い発見があるかも知れませんよ。
是非是非お試し下さい。
Okinawa Artist Bank
http://okinawa-artistbank.com
2011年11月25日
NAHA ART MAP


今日も良いお天気ですね。風は冷たくなってきましたが、日差しはやはり南国!結構暑い。でも散歩するには丁度良い、気持ちの良い天気ですね。
ぐるぐる絵本原画展も残すところ今日をいれて3日となりました。まだ見ていないという方は、是非お散歩がてら足を運んでみて下さい。
お散歩ついでに、カーブドミンゴに行くとナハアートマップというおしゃれな地図がおいてあります。国際通りや浮島通りなどの近隣にあるアーティストショップやギャラリーなどが地図上に書かれていて、これを見ながら、アート散策すると、見慣れていた街が違って見えて来て凄く楽しいですよ。実際自分もこのマップを持って歩いてみましたが、時間も忘れ、距離も忘れ、ここにも、あそこにも、みたいにどんどん足が向いて行き、楽しい時間を得る事が出来ました。以外に歩いちゃうんですよね。
是非ぐるぐる絵本原画展を見終わったら、アート散策してみて下さい。ナハアートマップは、ガーブドミンゴほか提携店で無料で配布されています。
ナハアートマップHP
http://www.artokinawa.com/
Okinawa Artist Bank
http://okinawa-artistbank.com
2011年11月24日
琉球新報 展評

ぐるぐる絵本原画展の展評が本日11/24(木)の琉球新報 文化面に掲載されました。
書いてくれたのは、言事堂店主の宮城 未来さんです。
すごく良い、わかりやすい文章で紹介してくれて大変うれしく思ってます。未来さんありがとうございました。
是非こちらも目を通して、会場で作品たちを体験して下さいね。
言事堂
〒900-0031 沖縄県那覇市若狭3丁目7番25号
TEL/FAX 098-864-0315
e-mail info@books-cotocoto.com
Okinawa Artist Bank
http://okinawa-artistbank.com
2011年11月23日
ustreumにアップしました。
無事、読み聞かせ会終了しました。
午前、午後とも大入満員御礼申し上げます‼
やはら子ども連れの方々が多く見られました。
今後は保育園や幼稚園などで出来たらいいなと思います。
読み聞かせ会に来れなかった方々のために、Ustreumにアップしました。
是非みてみて下さい。
http://www.ustream.tv/recorded/18694827#utm_campaign=m.facebook.com&utm_source=18694827&utm_medium=social
画像は、読み聞かせをしてくれたぐるぐる原作者の組久美さんとOkinawa Artist Bankスタッフの太田君です。お二方、お疲れ様でした。
2011年11月23日
2011年11月22日
バーチャルギャラリーその2
ぐるぐる絵本原画展のバーチャルギャラリーその2です!

奥に進んで行くと左側の壁に、組久美さんの書の作品が飾られています。これは絵本に使われた原本です。
そしてその右隣の床と壁には山城芽さんの立体作品と写真が展示されています。

鏡で創られたオブジェは絵本に登場するもの。これをさまざまな場にもちこんで撮影したものを絵本に掲載しました。
その撮影された数多くの画像もコンピュータ画面でスライドショーとして上映しています。こちらも絵本には無い作品です。是非ご覧頂きたいです。

そして部屋の中程にある山城芽ぐみさんの鏡の立体作品。これも絵本に登場する作品なんですが、どこに出てくるでしょう?

立体ですのでいろんな位置から見て下さい。いろいろなものが見えてきますよ。

ちょっと引いてみると、周りのものが映り込んでいるのに気がつきます。まるで周りの空間をのみこんじゃうような、そんな不思議な面白さがあります。こんな感覚が楽しめるのは、現物を見ることができるから。『絵本』とはまた一味違う楽しみ方ができます。
その映り込んでいるものをよく見ると…、壁に飾ってある手の作品が写り込んで見えます。

喜屋武千恵さんの日本画の作品です。日本画というのは岩絵具という岩石や鉱石等を細かく砕いてできた色の粉(顔料)を膠という接着剤と練って創った絵具を使って描かれた絵画の事で、古来から使われているものです。画面を近くから見ると、きらきらと輝くのが見れると思います。色の粉、顔料が表面にむき出しになっているので、光が乱反射しキラキラして見えます。そして油絵具のように表面がコーティングされていないので、顔料ものの色が直接的に目に飛び込んできます。この色のもとは、岩石や鉱石。いうなれば地球の色です。そんなことを考えながら日本画作品を見ると、また見え方が変わって見えるかも知れませんね。

部屋をぐるっと一回りすると窓にかかった書の作品と鏡の立体作品が目に映ります。
透き通る光が美しいです。
いかがでしたか?ぐるぐる絵本原画展バーチャルギャラリー。
画像では伝わりづらいと思いますので、是非ご自分の目で見て、感じて頂きたいなと思います。
会期は11/27(日)までとなっております。
また11/23(水・祝)は組久美さんによる読み聞かせ会があります。これも展示会ならではのイベントですので、お越しいただければと思います。
それでは会場でお待ちしております。
Okinawa Artist Bank HP
http://okinawa-artistbank.com

奥に進んで行くと左側の壁に、組久美さんの書の作品が飾られています。これは絵本に使われた原本です。
そしてその右隣の床と壁には山城芽さんの立体作品と写真が展示されています。

鏡で創られたオブジェは絵本に登場するもの。これをさまざまな場にもちこんで撮影したものを絵本に掲載しました。
その撮影された数多くの画像もコンピュータ画面でスライドショーとして上映しています。こちらも絵本には無い作品です。是非ご覧頂きたいです。

そして部屋の中程にある山城芽ぐみさんの鏡の立体作品。これも絵本に登場する作品なんですが、どこに出てくるでしょう?

立体ですのでいろんな位置から見て下さい。いろいろなものが見えてきますよ。
ちょっと引いてみると、周りのものが映り込んでいるのに気がつきます。まるで周りの空間をのみこんじゃうような、そんな不思議な面白さがあります。こんな感覚が楽しめるのは、現物を見ることができるから。『絵本』とはまた一味違う楽しみ方ができます。
その映り込んでいるものをよく見ると…、壁に飾ってある手の作品が写り込んで見えます。
喜屋武千恵さんの日本画の作品です。日本画というのは岩絵具という岩石や鉱石等を細かく砕いてできた色の粉(顔料)を膠という接着剤と練って創った絵具を使って描かれた絵画の事で、古来から使われているものです。画面を近くから見ると、きらきらと輝くのが見れると思います。色の粉、顔料が表面にむき出しになっているので、光が乱反射しキラキラして見えます。そして油絵具のように表面がコーティングされていないので、顔料ものの色が直接的に目に飛び込んできます。この色のもとは、岩石や鉱石。いうなれば地球の色です。そんなことを考えながら日本画作品を見ると、また見え方が変わって見えるかも知れませんね。
部屋をぐるっと一回りすると窓にかかった書の作品と鏡の立体作品が目に映ります。
透き通る光が美しいです。
いかがでしたか?ぐるぐる絵本原画展バーチャルギャラリー。
画像では伝わりづらいと思いますので、是非ご自分の目で見て、感じて頂きたいなと思います。
会期は11/27(日)までとなっております。
また11/23(水・祝)は組久美さんによる読み聞かせ会があります。これも展示会ならではのイベントですので、お越しいただければと思います。
それでは会場でお待ちしております。
Okinawa Artist Bank HP
http://okinawa-artistbank.com
2011年11月21日
バーチャルギャラリー
今日で3日目のぐるぐる絵本原画展、ここで会場内を写真でお見せしましょう。

まずガーブドミンゴの入口、ガラスのスライド扉がおしゃれです。展示会場は正面奥の階段を上がった2階です。階段のところに組久美さんのタイトル書『ぐるぐる』があります。

階段の壁には山城芽さんの作品が飾られています。

上がりきった正面の壁に喜屋武千恵さんの作品、その反対側の壁に山城芽さんの作品が飾られています。




中に入って行くと窓に組久美さんと山城芽さんの作品があります。

絹に書かれた文章はぐるぐるの本文で、これは絵本には載っていない、ここでしか見る事が出来ない作品です。
この展示会ではこの様に、絵本にはない作品も展示されているのです。
そして絵本では表現出来ない立体作品もあるんです。
その作品の紹介は、次回に書きます。
バーチャルギャラリー、次回をお楽しみに! 続きを読む

まずガーブドミンゴの入口、ガラスのスライド扉がおしゃれです。展示会場は正面奥の階段を上がった2階です。階段のところに組久美さんのタイトル書『ぐるぐる』があります。
階段の壁には山城芽さんの作品が飾られています。
上がりきった正面の壁に喜屋武千恵さんの作品、その反対側の壁に山城芽さんの作品が飾られています。

中に入って行くと窓に組久美さんと山城芽さんの作品があります。
絹に書かれた文章はぐるぐるの本文で、これは絵本には載っていない、ここでしか見る事が出来ない作品です。
この展示会ではこの様に、絵本にはない作品も展示されているのです。
そして絵本では表現出来ない立体作品もあるんです。
その作品の紹介は、次回に書きます。
バーチャルギャラリー、次回をお楽しみに! 続きを読む
2011年11月21日
沖縄LOVEwebに載りました!
好評開催中のぐるぐる絵本原画展、23日には原作者の組久美さんによる読み聞かせ会があります。
是非お越しください。
で、これらの情報等が沖縄LOVEwebにトピックスとして取り上げられました‼
トップページですよ!こちらもみて下さい。
沖縄LOVEweb
http://okinawaloveweb.jp/
是非お越しください。
で、これらの情報等が沖縄LOVEwebにトピックスとして取り上げられました‼
トップページですよ!こちらもみて下さい。
沖縄LOVEweb
http://okinawaloveweb.jp/
2011年11月19日
ぐるぐる絵本原画展開催中‼
始まりました!ぐるぐる絵本原画展!
初日の今日はあいにくの雨模様ですが、光が柔らかく差し込んで作品たちが優しく目に入ってきます。
心地よい空間です。
きっと日によって見え方が変わるんでしょうね。
是非皆さんに体験してほしいと思います。
http://okinawa-artistbank.com
